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こども家庭庁との共催キャンペーンがスタートしました。
「子どもの権利条約」の誕生から35年、日本の批准から30年の年月が流れました。しかし、日本における「子どもの権利」の認知度は、成人で2人に1人、小学校低学年では6人に1人に限られ、その大半は「名前だけ聞いたことがある」程度と言われています(こども家庭庁 2024年4月発表)。
「僕の新しい仲間です」7月31日にユニセフハウスで開催した報道発表会で、「こどものけんりプロジェクト」の応援キャラクター、ジーンとケーンを紹介する長谷部大使
© 日本ユニセフ協会/Amano
子どもたちは、自分自身が生まれながらに持っている人権=「子どもの権利」を学ぶことを通じて、自分自身の尊厳や価値に気づき、周囲の人々も人権を持った存在であることを認め、互いに他者の権利を尊重し合うことを学びます。「子どもの権利」を知ることが子どもたちのウェルビーイング(幸福や充足)の向上につながることは、ユニセフが日本をはじめ世界の先進各国で取り組んでいる「子どもの権利を大切にする教育(CRE)」の実践のなかでも裏付けられています(「子どもの権利を大切にする教育」は本号「unicef file」でもご紹介しています)。
本キャンペーンでは、教育番組や教材開発に多くの知見を持つNHKエデュケーショナルの協力を得て開発したユニセフ「子どもの権利を大切にする教育」用の教材を全国展開。「子どもの権利」をテーマにした楽曲『“こえ”のうた』(作曲:ハンバート ハンバート、うた:みー(満島ひかり)とNHK東京児童合唱団)の配信もスタートしました。今後さらにさまざまな企画を進めていきます。