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テーマ「地球」
ドローダウンとは、大気中の温室効果ガスがピークに達し減少に転じる時点のことを指します。世界のあらゆる分野の研究者、専門家、科学者の知見を結集し、気候変動に対する現実的かつ大胆な100の解決策をまとめた本書は、この危機をたんに遅らせるだけではなく「逆転」させることも可能であると結論づけます。
気候変動について語る時、私たちは、途方もなく大きな問題を前にして、自分ひとりの行動など無力だと感じることがあります。しかし100ある解決策のうち、その影響力の大きさにおける第3位は食料廃棄の削減、第4位は植物性食品を中心とした食生活と、非常に身近でシンプルなものが並びます。
驚くべき最新の科学技術や研究結果に触れられるだけでなく、毎日なにを買い、なにを食べ、どう移動するか、そんな日々の行動を変えるヒントと勇気が得られる本書。一人ひとりの気づきこそが「逆転」に向けた一歩です。地球規模の新たな変化を生み出していくのは、ほかでもない私たち自身。まだ未来は変えられる――そう信じさせてくれる1冊です。
遥か先の未来。環境破壊により荒廃した地球を離れ、人類は人工惑星アタラクシアで暮らしています。そこはコンピュータに完全支配された都市。人工授精により試験管で誕生した人々は、〈養育者〉に育てられ、14歳で受ける〈成人検査〉に合格したわずかな者だけが地球へ送られます。
その過程で誕生したのが、テレパシーを操る超人類集団〈ミュウ〉。迫害を逃れて地底で息を潜めながら、人類同様、地球への帰還を夢みていましたが、人類からの激しい攻撃を受け、辺境の惑星ナスカへ移住を余儀なくされます。
ミュウのリーダー、ソルジャー・ブルーは、人類として生まれ育った少年ジョミーを後継者に選び、地球で人類と平和に共存する夢を託しますが、ミュウを攻撃するよう訓練されたキース司令官率いる人類との間で地球をめぐる戦いが始まり――。
井上純一、沖雅也、秋吉久美子、志垣太郎、薬師丸ひろ子、岸田今日子ら名優陣のなつかしい声とともに、昭和後期を彩ったダ・カーポの名曲が、自らのおこないにより根無し草となった「人類」への自省と郷愁をかきたてます。